犬の適温は27℃?いや、それ全頭に言う話ちゃうやろ

奮闘記

ちょっと久々に、ほんまにムカついた話。

インスタ見てたら「犬の適温は27℃」みたいな動画が流れてきた。

しかも内容としては犬がハァハァしてるくらいが良いという話。

いや待って。適温なんか、どこまでも個体差やろ。

サマーカットした小型犬と毛量ある大型犬で同じなわけない。

同犬種でも違う。年齢も違う。体格も違う。持病も違う。それを全部まとめて犬の適温は27℃って言い切るん?

犬は自分で涼しい場所を探す

サークルにずっと入れてるんやない限り、犬って自分で居場所選ぶやん。

夏なんか、同じ家の中でも温度全然違う。エアコン入れてても窓際は暑い。廊下はぬるい。玄関はヒンヤリしてたりする。

暑い犬は玄関で寝るし寒い犬は冬仕様の布団に潜る。

実際うちも3頭おるけど全員同じ場所で寝てるわけちゃう。

犬が今どこを選んでるか。そこ見て「暑いんかな」「冷えすぎなんかな」って調整するんちゃうん?

トレーナーって、犬を見る仕事ちゃうん?

設定温度の数字見る仕事やったっけ。

「23℃は間違い!」なら分かる

例えば全ての犬に23℃が正解ではありませんなら分かる。

そらそうやろと思う。23℃で寒がる犬もおる。その犬がエアコンの当たらん部屋ばっかり行く。布団に潜る。丸まって寝る。

ほんなら温度上げて観察したらええ。

逆に25℃でも玄関のタイルから動かん。ずっと涼しい場所を探してる。ほんなら下げてみたらええ。

答え、犬がかなり教えてくれてるやん。なのに「27℃が適温」みたいに一律にする意味が分からん。

心雑音ある犬まで同じ話するん?

更にムカついたんがコメント欄。心雑音ある犬について聞かれても温度を下げすぎない方が良い、という方向の返答。いや。その犬の病態より、冷やしすぎ論が優先されることあるん?弁膜症がある犬。呼吸数を毎日気にしてパンティングが続けば心肺への負担を心配して肺水腫の兆候がないか見る飼主もおる。

そんな犬まで「犬は27℃」「ハァハァくらいが良い」で一括りなん?

糖尿病の人に炭水化物も大切なんで、ちゃんと取りましょう!だけ言うてるようなもんちゃうん。

間違ってない一説だけ抜いて個別条件無視して全員に当てる。それが怖いねん。

有資格者の「想定外フック」が一番怖い

SNSって強い言葉の方が見られる。「実は間違い!」「知らないと危険!」「常識はウソ!」そら伸びる。私もインスタやってるから分かる。

分かるけど。

生き死に関わる話まで、それやるなよ。

特に指導者的立場の人。有資格者。

飼主からしたら資格持ってる人が強く言えば信じるやん。

真面目な人ほど信じる。

暑がってても「冷やしすぎたらアカンらしい」って我慢させる人が出るかもしれん。

持病あっても「27℃が適温らしい」って設定する人がおるかもしれん。

その発信の先におる犬まで考えてくれ。

肺水腫は、ほんまに苦しい

ここまでムカついた理由。私は肺水腫になった犬を見送ってる。呼吸が苦しくなってからどれだけしんどいのか。あの姿は忘れられへん。今回の動画見てコメントまで読んでその時の記憶が急に蘇った。

ムカついて。

ほんまにムカついて。

最後ちょっと涙出た。

個体差のある話を一律にして、想定外のフックで閲覧取る。

一般人の雑談ならまだ流せる。

でも犬を指導する側の人が生き死に関わる内容でそれをするのはほんまにやめてくれ。

犬の適温を数字だけで決める前にまず犬見よ。

それで閲覧取れんのが、そんなに嫌なんか?何しにドッグトレーナーやっとんねん。本末転倒しとるやん。

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